月は、これまでに地球に存在し生成してきた
幾多の生命を見つめてきました。
悠久という、とてつもなく長いさまざまな時間が
この星に流れてきたこと。
生命誌の研究に取り組まれてきた中村桂子さん
(JT生命誌研究館館長)は、こう語っています。
「私はみんなが時計の時間だけでなく、
自然のなかに入っているさまざまな時間を
感じて暮らして欲しい。
それは、自分のなかに入っている時間でも
あるわけですから、そういう複数の時間を、
日常のなかでも感じ取るというのが、
命を大切にするということの一つの具体的な
方法ではないかと思っています。」
近年の反省に立ち、科学技術を自然を破壊する
方向から改めることが求められています。
自然破壊とは外部の自然を壊すだけでなく、
人間自身の内なる自然の破壊でもあることに
気づき、「人間はあくまでも自然の一部である」
という基本を真ん中に置いた発展を、私たちは
目指していかねばと思います。
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ブログ:『自然のなかにあるさまざまな時間を感じる』より
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